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ジャーナル

2019.07.04

伝統ある豪華客船、クイーン・エリザベスで体験できること。#1

CLUTCH Magazine Travel

旅に出たい、そう思った時、誰もが一度は憧れの存在として、豪華客船での船旅を思い浮かべないだろうか。そしてその憧れの代名詞は、英国キュナード社のクイーン・エリザベス。世界には豪華客船と名高い船が何隻も存在するが、知名度と伝統において、クイーン・エリザベスの右に出る者はいないだろう。洋上の芸術とも言うべき美しいデザインと英国伝統の一流のサービスを提供し、クイーン・エリザベスはすべての乗船客を贅沢な癒しの日々へと誘う。
デッキ10(船の10階)からデッキ9前方のパビリオン・プール一帯を眺めた図。気分爽快のひと言。こちらのプールはふたつのジェットバスが付き、プールサイドも広々としている
 
 
ところで、クイーン・エリザベスでは、具体的にどのような旅を楽しむことができるのか? それにそもそも自分とは世界が違う気がする……。そんなイメージを抱いている読者諸兄も多いだろう。だがそんなことはない、実際に乗船した本誌編集長は「ああ、永遠に乗っていたい」と何度もこぼしたほどだ。仕事に家庭に、忙しい日々を送るクラッチマンへ、クイーン・エリザベスで過ごす素晴らしい旅模様を2回にわたってリポートする。
Photo by Cunard Line

【クイーン・エリザベス概要】
約180年以上の歴史がある英国の船会社、キュナード社が所有する客船。初代クイーン・エリザベスは1938年にデビューし、現在は2010年にデビューした三代目が就航している。総トン数90900トン、乗客定員数2081人。
 
圧倒のグランド・ロビー。正面の寄木細工アートは初代クイーン・エリザベスを題材にしており、エリザベス女王の甥で世界的な寄木細工の彫刻家デビッド・リンリー子爵が手がけた
 
 
【クイーン・エリザベスの客室】
豪華客船は「移動するラグジュアリーホテル」でもある。クイーン・エリザベス(以下QE)は多数の客室カテゴリーがあり、カテゴリーによって異なる専用ダイニングレストランを設けている。ここで紹介するのは上品なスタンダードクラスであるブリタニア・レストラン利用のバルコニー付きBEカテゴリー。
 
BEカテゴリーの一例。広さは約21㎡。キングサイズベッドとリビングエリア、バスルーム(シャワー)が備わる。同クラスにはシングルルームもあり、おひとり様の旅行者に人気なのだとか

バスアメニティは、ロイヤルワラントを授かった英国の老舗フレグランスブランドPENHALIGON'Sで揃えられている。香りはもちろん、泡立ちや洗い心地も抜群

美しい海を臨むバルコニー。とても安定した走行のため揺れの心配は皆無だ。海を眺めていると時間があっという間に過ぎていく。夕焼けや日の出も絶景である
 
本誌が乗船したのは、横浜大黒ふ頭発の10日間日本周遊クルーズ。こちらのBEカテゴリーで、10日間の合計料金は1名あたり約35万円~。
 
 
【クイーン・エリザベスで楽しめる食】
毎日の食事は客室カテゴリーごとの専用ダイニングでいただくことができ、そこでの食事はドリンク類を除き宿泊料金に含まれている。煌びやかなインテリアと、味はもちろん、見た目にも美しい食事を前に背筋が伸びる。専用ダイニングだけでなく、船内にはどのクラスの宿泊客も利用可能なレストランやバー、カフェも充実。あまりに充実しているため、下船の頃にはひと回り大きくなっている人も少なくないのだとか……。日本発着クルーズなど日本人客が多い時は、ビュッフェレストランで和食も提供してくれる。
 
BRITANNIA RESTAURANT
2層吹き抜けで開放感があり、エレガントな雰囲気に包まれたブリタニア・レストラン。シェフが腕を振るった選りすぐりのコース料理やアラカルトを毎日楽しめる

ブリタニア・レストラン(夕食のみ二回制、指定席)のコースメニューの一例。上はロブスターのフライにトマトとパルメジャンのピラフ、下はベイクドアラスカのモレロチェリー添え
 
 
GRILLS LOUNGE
グリル・クラス(クイーンズ、プリンセス)の宿泊客が利用できる専用ラウンジ。アール・デコ調の大きな天井がとてもクラシックな雰囲気。ここでは食前酒などをいただくことができる
 
クイーンズ・グリル(一回制、指定席)のコースメニューの一例。グリル・クラスならではの至高のクオリティとサービスをご堪能あれ
 
GOLDEN LION

英国伝統のパブを体現したゴールデン・ライオン。ヴィクトリア期のデザインを取り入れた広々としたテーブル席があり、日中はクイズ大会などのイベント、夜はジャズバンドの演奏が行われる。10種類に及ぶ英国ビールはもちろん、大定番であるフィッシュ&チップスやシェパードパイなど伝統的なパブランチを提供。写真はガスが少なめで濃厚、そしてフルーティな味わいのロンドン・プライドと、上品なサイズ感のフィッシュ&チップス。これぞ英国!
 
 
AFTERNOON TEA
3PM~4PMにはデッキ2中央に位置するクイーンズルームにて、伝統的なアフタヌーンティーサービスがある。定番のスコーンと紅茶の他、ミニサイズの種類豊富なケーキも


 
飛行機や鉄道、クルマ、バイクに比べ、船旅は、旅の時間自体がメインコンテンツ。
大海原を静かに走るクイーン・エリザベスの中で、体を休め、食事をし、ただゆっくりと優雅な時間を過ごす。しかも航海中は、視界の360度が雄大な海原だ。非日常感の世界に包まれるその数日間は、最高に贅沢な時間と言っていい。
 
とは言っても、何日間も船の中にいるのは退屈になってしまうのでは? そんな疑問を持っている人のために、次回はクイーン・エリザベスの大きな魅力のひとつである、バラエティ豊かなエンターテイメントプログラムや施設、リラクゼーション施設を紹介する。
 
 
Photo by Nanako Hidaka 日高奈々子  Text by CLUTCH Magazine 編集部
Cunard Line  http://www.cunard.jp
当記事はCLUTCH Magazine vol.68の該当ページに加筆修正を加えたものです。
 

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