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23days ago

フォトグラファーMaikoのLAガイド#51【まるで映画の世界にタイムスリップ。スペシャルなイベントMercado Sagrado】  

event Art&Culture LAガイド


ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップをMaikoの目線で紹介する。

Mercado Sagrado

ロサンジェルス中心部から、車で約1時間。
海沿いのパシフィック・コースト・ハイウェイを北西に進んだところにあるビーチタウン、マリブ。
多くのハリウッドスターたちが豪邸を構え、またサーフィンのメッカとしても人気のスポットだ。
 
海沿いには人気のショップやレストランなどが多く店を連ねるが、そこから山の方へ少し北上して行くと、
都会の喧騒を忘れさせてくれる大自然が広がっている。
 
マリブキャニオンと呼ばれるこのエリアで、1年に1度だけ開催されるイベントがある。
それがMercado Sagrado(http://mercado-sagrado.com)だ。
 
 
このイベントを、一言で説明するのは非常に難しい。
なぜなら、その「世界観」全てを楽しめるイベントだからだ。



キーワードは、地球、自然、オーガニック、と言ったところだろうか。
ファッション、クラフト、アート、音楽、フード、カルチャー、コミュニティー、ライフスタイル、ワークショップなど、全てが融合した一つの世界観がそこには広がっている。

 
イベントスタート5年目となる2018年は10月13日、14日の二日間に開催された。
このイベントが醸し出す独特な雰囲気の鍵は、その会場にある。


会場は、1920年代に作られた西部劇映画の野外セットであるパラマウントランチ。
これまで100年近くに渡って、ハリウッドの様々な映画やドラマの撮影が行われてきた。
一歩足を踏み入れると、まるで映画の中の世界にタイムスリップしたかのような感覚に。


そこに、100を超えるベンダーが出店、出演し、広々とした会場も来場者でごった返す。
たくさんの人々で非常に賑わうが、山々に囲まれたその空間が心をリラックスさせてくれ、何時間でも過ごせそうだ。









ヴィンテージの服や、ハンドメイドの靴など、ゆっくり見ていたら何時間もかかってしまうほど。
どれも一点ものが多く、とっておきのアイテムを探そうと皆楽しんでいた。






アクセサリーや、インテリア雑貨も。


また、音楽のステージや、環境や食について話すトークイベントなども開催されていた。

開催から1ヶ月後、カリフォルニア州で大規模な山火事が発生。
マリブキャニオンにも被害が及び、残念ながらこのパラマウントランチは全焼してしまった。
100年に渡って人々に愛されてきたこの場所を失ったショックは、地元の人たちにとって大きい。
この取材で撮影した写真に写るのが、消失する前の最後の姿となってしまった。
 
これから、この場所、そしてこのMercado Sagradoがどうなっていくのか分からないが、
またこのピースフルな場所がいつか蘇ってくれるよう、願うばかりだ。
 

●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com



Photo by Maiko Naito 内藤真依子  Text by CLUTCH Magazine 編集部

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