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20days ago

【CLUTCH ARCHIVES】 THE ITALIAN FASHION ICON feat Alessandro Squarzi

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THE ITALIAN FASHION ICON feat Alessandro Squarzi 

好きなモノを突き詰めることで
形成されたイタリアのファッションアイコン


ファッション業界のストリートスナップでは必ずといっていいほど登場するアレッサンドロ・スクアルツィ。それは氏本人がフォトジェニックというだけでなく、そのスタイリングやモノ選びが多くの人に影響を与えるから。イタリアをベースに、今や自身のブランドだけでなく、多くのブランドをプロモートするショールームを経営し、世界のファッション業界に影響を与え続けるファッションアイコンを訪ねてみる。



イタリアに4カ所展開する自身のショールーム。

イタリアのファッションと聞くと、気の利いたジャケットに、細身のパンツを合わせる伊達男を想像しがちだが、常にそんなイメージを良い意味で裏切ってくれるのがアレッンサンドロのスタイル王道のイタリアンスタイルにアメリカンヴィンテージウエアを巧みに合わせ、新たなスタイルを教えてくれるのが氏の真骨頂だ。彼自身、ヴィンテージのコレクターとしても有名で、現在ではそんな思いを具現化した自身のブランドから、イタリアの4都市でショールームを経営するなど、メンズファッションの重要人物としても知られている。


「もともと洋服が好きで、ヴィンテージウエアは洋服にお金があまりかけられないころに出会ったんだよ。
フリーマーケットに出かけては、当時は安かったヴィンテージウエアを探してたね。それが今では僕のスタイルには欠かせない存在になっていったんだ」
 
 
昔ながらのイタリアらしいスタイルとヴィンテージをほどよくミックスし現在ではそれを具現化するブランドである「AS65」 や
「FORTELA」、 さらにはスニーカーブランド「Atlantic STARS」も展開。

まさに自分の「好き」な
モノを信じてひた走るその姿はまだまだ発展途上。そのバイタリティも疲れ知らず。今後もイタリアのファッションシーンで、彼を見ないことはなさそうだ。

この日はショールームの一角で、ハンドメイドレザーのウォッチストラップを制作するエミリオが実演をしながらアイテムをプレゼンテーションする。来訪するバイヤーにも好印象。


アレッサンドロ自身展開するFORTELAもショールームの一角を陣取る。
彼がゆっくりとだが育てていきたいブランドで、ピッティ・ウォモなどの合同展示会でも常連である。


 
イタリアのみならず、世界各国のブランドを扱う氏のショールーム。メンズウエアを中心に、レディスやシューズ、アクセサリーなど、アレッサンドロ自身が世に広めたいと思うブランドを取り扱う
 


本誌でも何度も登場しているアメリカでマックスによってハンドメイドされるナイフ「POGLIA」も取り扱う。アレッサンドロがそのモノ作りに感銘し、取り扱っている。


自身で展開するブランド「AS65(アーエッセセイチンクエ)」はヴィンテージに存在したミリタリーパーカをベースに、独自の感性でデザインを加えたアイテムが特徴になる
 

ショールームにはセレクトショップなどのバイヤーはもとより、ブランドのディレクターやデザイナーなどもやってくる。イタリアのファッションウイークにはかなりの数のアポイントメントが入る

 

自分のホントに好きなモノを表現するブランド、それがFORTELAの存在
 
アレッサンドロが2012年に立ち上げたブランドFORTELAは、ヴィンテージ感とイタリアンテーラードを融合させ、素材、縫製など、多くの部分に彼ならではの感性が光るモノ作りが信条。大量生産ができなくても、デッドストックのヴィンテージ生地を積極的に採用するなど、少量でもスタイルとクオリティを重視したアイテムで勝負している


ʼ40年代に米軍で使われていたへリンボーツイル生地のデッドストックを3つボタンのジャケットにアレンジ。クラシックな
生地なので、荒々しい素材感で、着込むほどに味わいが増す


インディゴ染めされた日本の古布はBOROという名前で海外のファッション業界でも注目される。これはそんな生地をテーラー
ドベストへ。和洋折衷の独特な存在感とヴィンテージ感が特徴



美しくテーパードしたチノパンには日本製の生地を使用。ポケットスレーキに日本地図をプリントして日本製生地を使ってい
ることをアピールするという遊び心もある


FORTELLAの織りネーム。アレッサンドロが若いころから夢中になったヴィンテージクロージングに注目し、昔ながらの素材をイタリアの技術で再構築する



ʼ50年代に作られたフランスの寝具などに多用されていた生地のデッドストックをダブルブレストのジャケットに。生地に限りがあるため、どれも少量生産になり、希少性も高い



ボロボロになるまで穿き込んだFORTELAのデニムに、ヴィンテージファブリックを使用した同ブランドのベストを合わせる。腕にはヴィンテージのナバホスタイルのシルバーバングルに、1970年代製のPATEK PHILIPPEをさり気なくチョイスするのがいかにも彼らしいスタイルといえる。

 
FORTELA 
Via Melzo, 17, 20129 Milano, Italy 
Tel.+0220245500

 
Photo by Takashi Okabe 岡部隆志 Text by CLUTCH Magazine 編集部
 
※本ジャーナルは、CLUTCH Magazine vol.51の内容を再編集したものです

 

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