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2017.06.14

【CLUTCH ARCHIVES】 CLOTHES AS USUAL いつも通り、あたりまえに服を着るだけ。―フルカウント/辻田幹晴

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「最高の穿き心地を約束する」と謳うフルカウントのデニムは、多くの愛好家たちからも、穿き心地が良いと評価が高い。その秘訣は上質な生地を使用しているのはもちろん、創業以来変わらず同じものを作り続けていること。いつも通りのパフォーマンスが重要なのだ



奇をてらわずに着られる服。
 
日本のジーンズメーカーとして確固たる地位を築いてきたFULLCOUNT。創業以来、20余年にわたり作り続けてきたジーンズは、そのエイジングの美しさと穿き心地の良さで業界でも評判だ。FULLCOUNTが目指すもの。それは、あたりまえの服をあたりまえに作ること。奇をてらうことなく、いつも通り、普段通りに着られる服、いわば究極のデイリーウエアだ。着慣れたジーンズやシャツは、どんなにボロボロになっても着続けていたい。そう思わせるには、愛着だけでなく最高の着心地が重要であることを、ディレクターの辻田氏は悟っている。
 
10代、20代前半の若い世代にとってキマらない服が、30代、40代になって自然と似合うようになる。それは、流行に左右されず、時間を経ても変わらないものづくりであるから。いつまでもベーシックでシンプルな服だけが愛着の沸く服となるのだ。「老練」 とは、多くの経験を重ね、物事に慣れること。フッションに対して服を着ることに対して、そうありたい。それこそが辻
田氏の思うところ。肩肘張らず、気取らないのに、雰囲気のある大人とは、得てしてそういうものだ。ベーシックな服を、時代が変わってもいつも通り、あたりまえに着られる服。それこそがFULLCOUNTの魅力なのだ。



Mikiharu Tsujita's Profile
1993年に自身のブランド「FULLCOUNT」を設立。ジーンズメーカーとして最高の穿き心地を確約するデニムを作り続けてきた。日本国内だけでなく、海外からの評価も高いことで知られる
 

ラフなコーディネイトでもこなれた印象を受ける辻田氏のスタイリング。
何年にもわたり穿き込まれたFULLCOUNTのジーンズとヴィンテージデニムジャケットとのセットアップ。穿くたびに生地も柔らかくなり、自身の体へとフィットするため最高の着心地となっている。



フルカウントのデニム同様、美しい経年変化を見せるヴィンテージデニム。ジャケットはフロント片ポケットデザインのファーストタイプでTバック。また、縫製部分には糸の縮みにより現れるパッカリングも魅力だ


ベージュのシャンブレーで作られたウエスタンシャツ。オーセンティックなディテールながら、ライトな生地がやわらかな印象。

定番デニムジャケットの加工モデル。ひとりの職人の手によってリアルな経年変化に仕上げられた特別な1着。


細かなハウンドトゥース柄のバンドカラープルオーバーシャツ。最適なゆとりに調整したシルエットがリラックス感を演出。


ヴィンテージのエンジニアジャケットをイメージして作られたシンプルなカラーレスのデニムカバーオール。



テーパードの利いた1110Zをベースに加工を施した。濃淡のメリハリを付けリアルな色落ちを再現。

セルビッジデニムを使用したカラージーンズ。タイトなシルエットであるため美しいシルエット。

ブラウンダックのダブルニーパンツを加工したワークパンツ。穿き込まれたかのような色落ちは見事。

デニムダブルニーは、やや太めのオーセンティックデザインでベーシックなボトムスとして活躍する。

ヴィンテージさながらのシボ感とトロリとした落ち感が表情豊かなスカジャン。裏面は刺繍を無くし、特徴的な生地感を最大限に味わえる。
 
フランスの芸術家達がオーバーコートとして着ていたアトリエコート。シルエットを調整し、ファッションに適したプロダクトに再構築
 
ワッフル生地に顔料プリントが施された太ピッチのカーディガン。着こむことで徐々に掠れていくプリントの退色が味わい深い。
 
Tシャツのように通年着られる半袖スウェット。ところどころダメージをあしらったライト加工が良し。

シンプルなインディゴVネックTシャツは、インナーとして通年活躍するアイテム。着込むごとに経年変化も楽しめる1枚である。



THE H.W.DOG&CO.とのコラボレートアイテム。サイクルキャップ、ファティーグハット、パナマハットの3型展開。

レフトハンドとコラボレーションしたオールレザー製のサンダル。ブーツのように質実剛健な革が履き心地と存在感を裏打ちする

ブラックとベージュの配色、無地のスカジャンがコーディネイトのポイント。装飾を抑えたミニマルなデザインながら、豊かなドレープを生む美しい生地がシンプルなだけでは終わらせない。



 
FULLCOUNT TOKYO SHOP 
Tel.03-6804-6541 
 


 
Photo by Toshiyasu Uchida 内田トシヤス Text by Tamaki Itakura 板倉環
 
本ジャーナルは「CLUTCH Magazine」vol.48 2016年4月号の特集内容を再編集したものです
 

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