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Chief's Voice

編集長ブログ

2016.06.15

たまには真面目な話。イベントのスポンサーシップから学んだこと。。

event Motorcycle

フランスに来てます。
南フランスのビアリッツという街で毎年行われているWheels & Wavesというイベントで本を売ってました。
6月8日から12日までの5日間、1万人を超える人がこの田舎にやってきます。
1万人は昨年の実績で、もっと来てたんじゃないか?

来場者の多くが自慢のバイクでやってくる。
会話した人だけでも、フランス、オランダ、ドイツ、イタリア、イギリス、スウェーデン、デンマーク、アメリカ、アルゼンチン、、、とにかくいろんな国から。

イベントは名前の通り、バイクとサーフィンを融合させたイベント。
海沿いの街ならではのイベントだ。

イベントの詳細は、来月のクラブ・ハーレー誌で紹介する。
ヒルクライム、ドラッグレース、ダートレース、ツーリング、カスタムバイクの展示、アートの展示などコンテンツも様々。ビレッジと名付けられたテント村では音楽、ショッピングなども充実している。
私も随分買い物したぞ。

このイベントで、気がついたこと。
BMW、Harley-Davidson、Ducati Scrambler、YAMAHA、ROYAL ENFIELD、TRIUMPH、Indian、MICHELINなど世界的なメーカーがスポンサーシップを結び、かっこいいブースを構築している。





日本だと、モーターサイクルショーに行けば、こうしたビッグネームは顔を揃えるが、そこには小さなカスタムショップはほとんどいない。
ヨーロッパのモーターサイクルシーンの奥深さなのか。
ビッグネームに並んで、小さなカスタムショップがブースを出し、会場を盛り上げている。
正直なところバイク業界に疎い私でさえ、この光景に驚いた。
みんなでバイクシーンを盛り上げていることがよく分かる。

我々のブースを訪ねてくれたBMWのOla氏はR9Tの開発に携わった同社の重要人物。
発売当時、日本のカスタムビルダー数人にカスタムを依頼して、とんでもない車両を作らせプロモーションした男だ。
その発想がすごい。
パーツをちょっと付け替えたカスタムじゃない。
切った張ったの大改造だった。
※これらのR9Tは2015年のSELVEDGE RUNで展示された
メーカーとカスタムビルダーの軋轢は
バイク業界全体を盛り上げる上で障害にもなりうる。


デニムの世界で、リーバイスがヴィンテージショップと組んで仕掛けるようになって、
プロモーションが魅力的になり、高級デニム市場が活性化している。
日本のデニムブランドも本家に負けじと気概のあるプロダクツを開発する。

マーケットという畑をみんなで耕すことが重要だ。

メンズ雑誌という小さな畑を広げるために、
我々はLightning、2nd、CLUTCH Magazineという3タイトルを出版している。
俯瞰で見れば似たような雑誌かもしれない。さらに数々のムックも作る。
なぜ? とたずねる人も多い。
競争と淘汰ばかりを考えすぎて、畑を小さくしてしまうことが一番の恐怖である。
だから、畑をひろげるための施策を考えてきた。

マーケットが盛り上がれば、大なり小なり、実りを得ることができるだろう。
競争は肥沃な大地で行いたい。

日頃のそんな思いを、あらためて確認することができたイベントだった。














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